Goro一覧

バンドが猛反対したデビュー・シングル【ストーンズの60年を聴き倒す】#1

The Rolling Stones Sixty Years ザ・ローリング・ストーンズは、今年でレコード・デビュー60周年になる。彼らはわたしが生まれる前の年に「サティスファクション」で世界的なブレイクを果たした。それからずっと、わたしがよちよち歩きを始め、パパママと喋り出し、学校へ行き、生意気...

【追悼】トム・ヴァーレイン/パンクと芸術を両立させた鬼才

1973年にテレヴィジョンを結成した、トム・ヴァーレインとリチャード・ヘル(75年に脱退)、そしてトムの恋人となったパティ・スミス、このどこか文学と芸術の香り漂う3人のおかげで、NYパンクにはクールなアートのイメージが付きまとう。彼らがいなければパンクは、ロックンロールバカとジャンキーのイメージ...

誰よりも”最先端”だったドラマー【追悼】高橋幸宏(1952-2023)

我が家にステレオコンポがやってきたのはわたしが中学一年生のときだった。周囲の友人たちがいろんなレコードを買って自慢しあってるのをうらやましく思っていたので、念願のことだった。 母親と連れ立って初めてレコードショップに行き、母親はシルヴィ・バルタンのレコードを買い、わたしは発売さ...

RCサクセション【名曲ベスト30】RC SUCCESSION Best 30 Songs

RCサクセションはリード・ヴォーカル&ギターの忌野清志郎、ギターの破廉ケンチ、ウッドベースの林小和生という中学の同級生3人で結成され、1970年3月にシングル「宝くじは買わない」でデビューした。 彼らの楽器はすべてアコースティック楽器で、当時流行のフォーク・グループのような体裁...

RCサクセション【名盤ベストテン】RC SUCCESSION Best 10 Albums

わたしがRCサクセションを知ったのは中二のときだ。1980年のことである。 当時、シングルでリリースされたばかりだった「トランジスタ・ラジオ」をラジオで聴いて、一瞬で好きになった。あの少年のようなユニークな声、当時流行のニューウェイヴ的なサウンド、そして中二の心に見事に突き刺さ...

井上陽水【名曲ベスト40】YOSUI INOUE Best 40 Songs

井上陽水はロックだ。 初期陽水の編曲を手掛けたのは元モップスのギタリスト星勝だったし、早い時期からロンドンやロサンゼルスで現地ミュージシャンとレコーディングしたりと、そのサウンドは当時の日本のフォーク/ロックのレベルを遥かに超えたクオリティだった。 それにあのブッ飛んだ歌...

井上陽水【名盤ベストテン】YOSUI INOUE Best 10 Albums

吉田拓郎、泉谷しげるときたら、次は井上陽水しかいないだろう。 デビューは拓郎が1970年、泉谷は1971年。陽水は二人より早く、アンドレ・カンドレの名前で1969年にデビューするものの成功を得られず、1972年に井上陽水の名前で再デビューした。ちょっと遠回りしたが、しかし結果的には2人...

【わたしの10大ギタリスト】My 10 Favorite Guitarists

わたしがロックバンド、またはロック・アーティストを初めて聴くときに、まず最初に気になるのが、ヴォーカルの声とギターの音だ。まあ大半のロック好きはそうじゃないかと思う。 わたしはギターを弾かないので技術的なことはわからないし、速弾きや超絶技巧にもまったく興味がない。上手くても下手でもどっ...

泉谷しげる【名曲ベスト50】SHIGERU IZUMIYA Best 50 Songs

1971年11月、吉田拓郎が独立系レーベルのエレックレコードから大手のCBSソニーへと移籍したのとちょうど入れ替わるようにして、泉谷しげるはエレックレコードからデビューした。 ライヴでは観客を大いに沸かせ、破天荒な歌から、ユーモラスな歌、心情をリアルに告白した歌や極めて詩的な歌...

泉谷しげる【名盤ベストテン】SHIGERU IZUMIYA Best 10 Albums

1971年にデビューし、当初は親しみやすい音楽性と、高校を中退して底辺職を転々とする生活を送ってきた心情を吐露するリアリティあふれる歌詞が特長のフォーク・シンガーとして、吉田拓郎や井上陽水に次ぐ人気を誇った。 そして70年代後半になると、エネルギッシュな「都市」と移り変わる「時...

吉田の歌謡曲【吉田拓郎が提供した歌 ベスト30】The 30 Best Songs TAKURO YOSHIDA Wrote

初期の吉田拓郎の"フォークシンガー"のイメージは実は彼の数あるうちの一面に過ぎず、もともとキャッチーな歌メロのポップソングを得意としていた吉田拓郎の書く歌謡曲は、自分で歌うための曲よりもさらにポップで、大胆な遊び心もあり、また別の魅力を放っている。わたしが吉田拓郎をただの天才ではなく...

吉田拓郎【名盤ベスト20】TAKURO YOSHIDA Best 20 Albums

1970年のデビューから52年、それまでの歌謡曲ともフォークとも違う斬新な音楽で日本の音楽界に革命を起こしてJ-POPの礎を作り、数多くの名曲・名盤を残してカリスマ的な人気を誇った吉田拓郎は、2022年でその活動を引退すると発表した。 それはいかにも拓郎らしい、潔く、清々しい引...

破格の天才・吉田拓郎

吉田拓郎が今年限りで芸能活動を引退することを発表した。 まあ、これまでも何度か引退を匂わす発言をしてはその度に覆してきた、やんちゃで気ままな彼のことなので100%信じてはいけないのかもしれないが、しかし彼ももう76歳。早すぎる引退というわけでもないし、どうやら本気のようだ。 ...

【きょうの余談】中卒馬鹿のクラシック

【ヒストリー・オブ・ロック】を書きながらロックをあらためて聴きまくったせいか、なんだかロック疲れしてしまい、最近はまたクラシックへと逃避している。 わたしは中卒で、そのうえ馬鹿で、底辺職の肉体労働者なのだが、なぜかクラシック音楽を聴く。 クラシック音楽を聴く人のイメージと言えば、...

90年代ロック【必聴名盤10選】’90s Rock Greatest 10 Albums

1990’s 年代別に必聴の究極名盤を10枚ずつ選ぶシリーズの最終回、1990年代編です。 90年代はインディーズ・レーベルのアーティストたちによるオルタナティヴ・ロックが台頭し、80年代に隆盛を極めたMTVを中心としたメインストリームの、華やかで商売っ気たっぷりのロックをガンガン駆逐し...

80年代ロック【必聴名盤10選】’80s Rock Greatest 10 Albums

1980s パンク・ムーヴメントの嵐が吹き荒れた後に今度は”ニュー・ウェーヴ”という大波が襲うところから始まった80年代のロック・シーンは、電子楽器の普及も手伝って、それまでとは違うサウンドへと変化していく。 電子楽器の流行はもちろん当時のリスナーがそれを好んだからだが、新たなサ...

70年代ロック【必聴名盤10選】’70s Rock Greatest 10 Albums

1970s 年代別に必聴名盤を10枚ずつ選ぶシリーズの第3弾、1970年代編。 70年代は”ロック黄金時代”と呼ばれた、ロックが最も盛り上がった10年だった。アメリカでは内省的な歌を歌うシンガー・ソングライターたちが注目を集めることから始まり、カントリー・ロックが台頭し、イギリス...

50年代ロック【必聴名盤10選】’50s Rock Greatest 10 Albums

1950's 《ヒストリー・オブ・ロック》のスピンオフともまとめとも言えると思いますが、ここからは年代別に必聴の名盤を10枚ずつ選んでみようという趣旨で、今回は1950年代の必聴名盤を選んでみたいと思います。そしてこのあと、60年代、70年代、80年代、90年代と全5回にわたって、計50枚を選んで...

ヒストリー・オブ・ロック2005【最終回・ロックンロール誕生から50年】Greatest 10 Songs

2005 1955年に誕生したロックンロールは、この2005年で50周年を迎えた。キリもいいところなので、この【ヒストリー・オブ・ロック】のシリーズも今回で最終回としよう。 この2005~6年あたりはわたしはわりと熱心にリアルタイムのロックを聴いていた。 この時期にイギリスで起...

ヒストリー・オブ・ロック2004【甦る80年代】Greatest 10 Songs

2004 21世紀に入ってから停滞気味だった英国ロック・シーンは、フランツ・フェルディナンドの登場がカンフル剤となってようやく活性化し始めた。 彼らやブロック・パーティーを筆頭にした一大勢力は"ニューウェイヴ/ポスト・パンク・リヴァイヴァル"という長ったらしい呼び名で括られたが、...