Goro一覧

【きょうの余談】母と闘う。

仕事で信じられないほどアホなヘマをして、ひとまわり以上も年下の班長に厳しく叱責されながら、まだ還暦にもなってないのに早くも耄碌してきてるのかなどという情けない想いとこの先の漠然とした不安に萎縮したダンゴ虫みたいな気持ちになって工場の勤務を終え、母の家に向かう。 80歳の母は、3...

秋の夜長に聴きたい、実験精神豊かでゴチャついた魅力溢れる【2枚組大作アルバム10選】

その昔、レコード会社はできるだけ2枚組のオリジナル・アルバムなんか出したくはなかった。収録曲が多ければそれだけ制作に時間がかかるし、値段も高くなり、売れ行きが悪くなるからだ。 それでも出したということは、 ① アーティストが創作意欲に溢れ、素早く大量に曲が出来上がった。 ② 何を出しても売...

ザ・ローリング・ストーンズ【名盤ベストテン】The Rolling Stones Best 10 Albums

さて、半年間にわたってストーンズの60年を聴き倒してきましたが、その総括の意味も込めて今回は、ストーンズの全オリジナル・スタジオ・アルバムの中から、ベストテンを選んでみました。 そしてついでに、各アルバムの収録曲から、わたしのベスト3曲も選んでみました。 ※【ストーンズの60年を...

ストーンズのカバー原曲を全発掘!【vol.7 最終回】Find Original The Rolling Stones Cover Songs

デビュー以来、ストーンズがカバーしてきた楽曲の、そのオリジナルを発掘するこのシリーズのラストは、2016年にストーンズがリリースしたブルースのカバー・アルバム『ブルー&ロンサム』の全曲だ。 もともとカバー・アルバムを作るつもりでスタジオに入ったわけではなかったそうだが、古いヴィンテージ...

ストーンズのカバー原曲を全発掘!【vol.6】Find Original The Rolling Stones Cover Songs

ザ・ローリング・ストーンズはもともと、米国のブルース・R&Bのカバー・バンドとして結成されたバンドだった。英国の白人の若者が米国の黒人音楽を演奏するということは当時としては画期的な試みであり、それがすなわちブリティッシュ・ロック誕生の原点となったのだ。 ストーンズがカバーしたその原曲を...

それにしても日本人は女子グループが好きだよなあ【日本が愛した洋楽ヒット 】 ザ・ドゥーリーズ/ウォンテッド (1979)

ザ・ドゥーリーズ/ウォンテッド (1979) The Dooley’s - Wanted 久しぶりにディスコ時代のメガヒットを。 イギリス出身のザ・ドゥーリーズは、6人兄妹に婿と他人を足した8人組で、1974年にデビューしたポップ・バンドである。 まあでも聴いた感じは女性ヴォーカルのディ...

ベリーショートのクールビューティー【日本が愛した洋楽ヒット #9】シーナ・イーストン/モダン・ガール (1980 )


【日本が愛した洋楽ヒット】 シーナ・イーストン/モダン・ガール (1980 ) Sheena Easton - Modern Girl 英スコットランドのグラスゴー出身の彼女は、1980年2月にニュー・ウェイヴ・ポップのはしりのようなデビュー曲「モダン・ガール」で全英8位、全米18位、日本...

入門者向け代表曲てんこ盛りと、コアなファンにも嬉しいマニアックな選曲を2枚に分けて収録したライヴ盤【ストーンズの60年を聴き倒す】#67

『ライヴ・リックス』(2004) “Live Licks” (2004) The Rolling Stones ストーンズ初の全キャリアから選曲されたベストアルバム『フォーティ・リックス』リリース後の2002~3年にかけて行われた〈リックス・ツアー〉の模様を収録したCD2枚組のライヴアルバムだ。...

ストーンズ史上初となる全キャリアから選曲されたベスト盤【ストーンズの60年を聴き倒す】#66

『フォーティ・リックス』(2002) “Forty Licks” (2002) The Rolling Stones ストーンズの60年代の楽曲はアブコ・レコードが権利を持ち、71年以降の楽曲はローリング・ストーンズ・レコードが権利を持っているので、これまでストーンズの全キャリアからの楽曲が収録...

日本人は無類のディスコ好きなのか【日本が愛した洋楽ヒット 】アラベスク/ハロー・ミスター・モンキー (1977)

アラベスク/ハロー・ミスター・モンキー (1977) Arabesque - Hello Mr Monkey それにしてもひどいジャケだな。 アラベスクは西ドイツの女性ヴォーカルトリオだ。1977年にこの曲でデビューしたものの本国ではまったく売れなかったが、翌年に日本で発売されるとオリ...

“ギャツビー”と聞いてキムタクを思い浮かべる人は平成の人【日本が愛した洋楽ヒット #5】スタイリスティックス/愛がすべて (1975)

ザ・スタイリスティックス/愛がすべて(1975) The Stylistics - Can't Give You Anything (But My Love) この曲もまた、マンダム株式会社によって日本に広く浸透した曲だ。 甘く都会的な"スウィート・ソウル"と呼ばれたフィラデルフィア・ソウ...

なにがなんでも最先端でありたいミックと、頑固に俺流を貫くキースの激しい攻防戦【ストーンズの60年を聴き倒す】#62

『ブリッジス・トゥ・バビロン』(1997) “Bridges to Babylon” (1997)
 The Rolling Stones 前作『ブードゥー・ラウンジ』から3年ぶりとなるスタジオ・アルバム。その制作段階では、なにがなんでも「最先端」でありたいミックと、頑固に俺流のスタイルを貫こう...

アンプラグド・ブームに乗っかってみた。ただしMTV抜きで【ストーンズの60年を聴き倒す】#61

『ストリップド』(1995) “Stripped” (1995) 
The Rolling Stones 90年代前半に流行したMTVのアンプラグドというシリーズは、人気アーティストたちが自らの代表曲やカバー・ソングを、椅子に座り、客席も近い親密な雰囲気の中で、アコースティック・アレンジで披露す...

“仮面貴族”の入場曲がまさかの大ヒット【日本が愛した洋楽ヒット #2】ジグソー/スカイ・ハイ(1975)

ジグソー/スカイ・ハイ(1975) Jigsaw - Sky High この曲はもともと1975年公開の香港映画『スカイ・ハイ』の主題歌として、英国のポップ・グループ、ジグソーが書いた曲だ。 シングルとしてもリリースされ、全英9位、全米3位のヒットとなった。 しかしこれが日本で大ヒットす...

アイルランドのふんわりセクシーな5人姉妹【日本が愛した洋楽ヒット #1】ノーランズ/ダンシング・シスター (1979)

【日本が愛した洋楽ヒット】#1 ノーランズ/ダンシング・シスター(1979) The Nolans - I'm in the Mood for Dancing 「ニッポンが愛した洋楽ヒット」というシリーズを思いついて、真っ先に思い浮かべたのが、わたしが中学の頃に日本で大ヒットしていたこの曲...