アレサ・フランクリン/チェイン・オブ・フールズ (1967)

アレサ・フランクリン ARETHA FRANKLIN / チェイン・オヴ・フールズ CHAIN OF FOOLS (7") - HIP TANK RECORDS

【60年代ソウルの名曲】
Aretha Franklin
Chain Of Fools (1967)

今もソウル/R&Bの歴史的名盤として聴き継がれている(と信じたい)、『レディ・ソウル』の冒頭を飾る曲だ。

イントロなしでいきなり始まる「チェチェイ・チェ~ン」のひと節だけで、もうこのアルバムの世界観とアレサ・フランクリンの女王の貫録にひれ伏す気分だ。

と言っても彼女はこの時まだ25歳なのだけど。
25歳にして、ほとんど極道の妻みたいな貫禄は凄い。

「チェイン・オブ・フールズ」とは、ヤリチン男に惚れたバカな女たちのことを言っている。
自分もそのバカな女のひとりだと気づいたが、こんなんひどいわ、許さへん、でもこうなったらいつかウチだけのもんにしてみせたるわ、と宣言する歌である。やっぱり言ってることは極妻だ。

教会の牧師である父と、ゴスペル歌手だった母の血を受け継いだアレサもまた、父の教会でゴスペルを歌っていた。

そんなゴスペル・フィーリングも感じる、ソウルの女王独特のグルーヴも最高だ。

Aretha Franklin – Chain Of Fools Live (1968)

(Goro)