【70年代パンクの名曲】
The Damned
New Rose (1976)
The Damned
New Rose (1976)
ロンドン・パンクで一番最初にレコードを出したのはセックス・ピストルズではなくこのダムドで、それがこの「ニュー・ローズ」のシングルだ。1976年10月のリリースである。
いつ聴いても胸踊る曲だ。
激しくラウドなサウンドなのにどこか醒めたヴォーカルと、メチャクチャだけどカッコいい狂乱ドラムの組み合わせが最高にクールだ。若い頃、もしもわたしがドラムを習う機会があったら、まずはこの曲から覚えたいと思ったものだ。
クラッシュみたいなメッセージ性も無いし、良い意味でガキっぽくて、しっちゃかめっちゃかなイメージがあるダムドだけど、変にカッコつけてな石、ユーモアたっぷりだし、初期パンクでいちばんアクセルを踏み込んでスピードを上げてみせたのも彼らだ。その後のハードコア方面へ影響力は多大である。
そしてこんな素晴らしいシングルの号砲でパンク・ムーヴメントの幕開けを飾ってくれたバンドだ。もっとリスペクトされていいと思う。
(Goro)