
Blind Melon
No Rain (1992)
雨が降り続いて気が滅入るときなんかに、つい鼻歌に出てきたのがこの曲だった。アコースティックなサウンドとメロディが爽快で、いかにも雨が上がりそうな気分になった。
ブラインド・メロンは1992年にデビューした米カリフォルニア州出身のバンドだ。
当時はCDを買おうと思ったけれども、アクセル・ローズの推しというのを知ってやめてしまった。
当時のわたしはニルヴァーナのほうの派閥に属していたので、敵対関係にあったガンズ&ローゼスの派閥とは接触を避けて生きていたのだった。
今考えたら偏狭な話だけれども、若い頃というのは足元が覚束ないので、なにかに乗っかりたいものなのだ。まあ、宗教やヘンな思想に乗っかるよりはロックバンドぐらいの方がずいぶんマシではあると思う。
なので、残念ながらブラインド・メロンはこの1曲しか知らない。
逆にアクセル・ローズ推しと聞いて飛びついたガンズ派閥の人たちは、勝手にガンズみたいなハード・ロックを期待していて、聴いてみたら全然違うので困惑したと言う。
しかしどうやら派閥に関係なく多くの人が支持したらしく、全米20位、全英17位まで上昇するヒットとなった。そしてこの曲を収録した1stアルバム『ブラインド・メロン』は、折からのオルタナ・ブームにも支えられ、なんと全米3位の大ヒットとなった。
しかし、それから3年後にリリースされた2ndアルバムはチャート入りを果たせず、さらにはその直後にヴォーカルのシャノン・フーンがコカインの過剰摂取で死去してしまう。享年28歳、ツアー・バスの中での悲劇だったという。
いろいろ、不幸なバンドだ。
(Goro)