
【80年代ロックの名曲】
The Cure
Catch (1987)
The Cure
Catch (1987)
1987年5月にリリースしたキュアーの7枚目のアルバムで、2枚組LP『キス・ミー、キス・ミー、キス・ミー』からの2ndシングル。全英27位。
3分にも満たないシンプルな小曲だけれど、なぜか心を掴まれる、せつなくてロマンティックな曲だ。
呟くように歌うロバ君もいいし、哀愁漂うフィドルや優しい音色のギター、細かいビートを刻むドラムのアレンジも、すべてが美しい。
昔出会った女の子のことを思い出している歌だ。
彼女はよく落ち込んでいた
何度も倒れた僕は彼女をつかまえようとしたけれど
名前さえ知ることが出来なかった夜を一緒に過ごして、床を転げ回ったけど
目覚めるとまたつらい気持ちになった
ロバスミ君がたまたまTVで『ロッキー2』を見ていて、エイドリアンが出産後に昏睡状態に陥って生命の危機に瀕したときに、ロッキーが詩を書く場面にインスパイアされて書いた曲なのだそうだ。
数あるキュアーの名曲の中でも、わたしが特に好きなもののひとつだ。
(Goro)