ザ・ローリング・ストーンズ
【100グレイテスト・ソングス】#68
The Rolling Stones – Route 66
【100グレイテスト・ソングス】#68
The Rolling Stones – Route 66
原曲はボビー・トゥループが1946年に書いたジャズのスタンダード・ナンバーで、イリノイ州シカゴからカリフォルニア州サンタモニカを結んでアメリカ大陸を横断する国道66号線を走って旅する内容で、沿線各地の地名が出てくる曲だ。「地名が出てくる歌」を偏執的に好むわたしにはたまらないナンバーである。
ナット・キング・コールやビング・クロスビーなどにカバーされて大ヒットし、61年にチャック・ベリーがカバーすると、今度はロックンロールのスタンダードにもなり、ストーンズをはじめ、ドクター・フィールグッド、ジョン・メイヤーなどもカバーした。
ストーンズのバージョンは、彼らの記念すべき1stアルバム『ザ・ローリング・ストーンズ』(UK盤) のオープニングを飾っている。
わたしはこのアルバムでは、この曲がいちばん好きだ。
バンドが一体となって疾走するグルーヴ感、攻撃的なキレ味は、66号線をスポーツカーでブッ飛ばしているようだ。今聴いてもカッコ良さにシビれるぐらいだから、当時聴いたら背筋に電流が走って失神するような体験になっただろう。
いつも書くことだけど、当時リアルタイムで聴けた人々が心底うらやましくてたまらない。
Route 66
Bobby Troup – Route 66