このブログの最期にやろうと長年あたためていた企画を、ついに始めてしまった。【最強ロック名盤500】である。
そういえばこのブログも、開始から今年で15年になる。15周年記念ということにしよう。
ロックの名盤を1タイトルずつ、500回に渡って選んでいくという、壮大な企画である。その初回が一昨日のニルヴァーナ『ネヴァーマインド』である。
タイトルにあえて「最強」と冠したのは「ロック史上最強の500枚」という意味と、昔から出版物にもネット上にも掃いて捨てるほどある「ロック名盤選」的なものの中でも、わたしが選ぶ500枚こそが最強であるという、いつもながら稀代のおっちょこちょいらしい根拠のない自信を表したものでもある。もしかすると「最強」ではなく「最狂」ではないかという気がしないでもないが、その判断は読んでいただいた方にお任せしよう。
条件は「洋楽である」ということのみとする(邦楽はまた別でやることにしよう)。
そして、一般的には「ロック」と呼ばれていないもの、いわゆるポップスやR&B、ブルースやカントリーやフォークなども、わたしが「ロックだ」と思えば選出する。言わばそれらはすべてロックの構成要素であるし、だいたい「ロックの定義」なんてそもそも無いのだ。
1アーティストにつき何枚までとか、ライヴやベスト盤は除くとか、そんな制限も一切なし。わたしがこれまでの人生で出会った、あるいはこれから出会う、すべての洋楽アルバムが対象である。それは、わたしがあの世に行くときに、iPodに入れて旅立ちたいと思う500枚のようなものだ。そういう意味ではこの企画は、わたしの遺言みたいなものとも言える。
ジャケットの下に付けた⭐️は、わたしの「フェイヴァリッ度」とお考え願いたい。⭐️5つが満点である。
長期にわたる連載になることは間違いない。気長にお付き合いいだければ幸いである。
さすれば、この遺言が完了する前にわたしが先にあの世へ旅立ってしまわないことを祈るばかりである。
(Goro)