チャック・ベリー『チャック・ベリー・イズ・オン・トップ』(1959)【最強ロック名盤500】#68

Berry Is On Top - Limited 180-Gram Vinyl with Bonus Tracks [Analog]

⭐️⭐️⭐️⭐️

【最強ロック名盤500】#68
Chuck Berry
“Chuck Berry is on Top” (1959)

1959年7月にチェスレコードからリリースされた、チャック・ベリーの3rdアルバムだ。

ラストのインスト曲「ブルース・フォー・ハワイアンズ」のみが新録音で他はすべて既発のシングルA・B面曲を収録したものだが、これぞチャック・ベリーの濃縮還元大ロックンロール集といった内容だ。カッコ内は全米シングルチャートの最高順位。

SIDE A

1 オールモスト・グロウン (32位)
2 キャロル (18位)
3 メイベリーン (5位)
4 スウィート・リトル・ロックンローラー (47位)
5 アンソニー・ボーイ (60位)
6 ジョニー・B・グッド (8位)

SIDE B

1 リトル・クイーニー (80位)
2 ジョ・ジョ・ガン (83位)
3 ロール・オーヴァー・ベートーヴェン (29位)
4 アラウンド・アンド・アラウンド (A6のB面)
5 ヘイ・ペドロ (A2のB面)
6 ブルース・フォー・ハワイアンズ (インストゥルメンタル)

このコーラスやってみたいなと思わせる楽しげなA1「オールモスト・グロウン」から始まり、大ヒットしたデビューシングルのA3「メイベリーン」、そしてロック好きなら知らない人はいない、チャック・ベリーの大看板とも言うべきA6「ジョニー・B・グッド」も収められている。

ストーンズがカバーしたA2「キャロル」、B1「リトル・クイーニー」、B4「アラウンド・アンド・アラウンド」、ビートルズがカバーしたB3「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」など、代表曲・有名曲が目白押しの、もうほとんどグレイテスト・ヒッツである。
それ以外にも、なぜか好きなB2「ジョ・ジョ・ガン」も嬉しいし、ラテンだかなんだかわからない変な曲、A5「ヘイ・ペドロ」なんかも入っているのがオリジナル・アルバムならではの楽しさだ。


↓ シングル「ジョニー・B・グッド」のB面に収録された「アラウンド・アンド・アラウンド」。ストーンズのカバーもよく知られている。本作の中ではこれが一番好きかな。

Carol

↓ 言わずと知れたロックンロールの大名曲「ジョニー・B・グッド」。最初から最後までテンションの高さが尋常じゃないのが最高。

Johnny B. Goode

(Goro)