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【映画】『JIMI 栄光への軌跡』(2013英)
“Jimi: All Is by My Side”
“Jimi: All Is by My Side”
監督:ジョン・リドリー
主演:アンドレ3000(アウトキャスト)
うわあ。ひどい。
ジミヘンのオリジナル曲の使用許可が下りず、1曲もオリジナル曲の演奏シーンが無く(「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のカバーが映画のクライマックスに演奏されるという情けなさ)、3人の女たちとの痴話げんかを延々とやっているだけという内容の無さ。
付き合っていた女性の顔を受話器で何度も殴りつけるという衝撃的なシーンも、映画公開後にその彼女本人が「ウソだ」と告発しているほど、内容の信憑性すらないし。
女性に対して優柔不断で、暴力を振るい、人の言うことを聞かず、ステージもまともにこなせない、というまるでジミをディスっているかのような映画で、「栄光への軌跡」などどこにも描かれていないし。
アドリブでギターソロを弾いてみせるシーンはあるが、どれもジミヘン的な音は全然出ていないし。
映画としての面白さもまったくない、最低の作品。
曲の使用許可が下りなかった時点でなんでやめなかったかなあ。
(Goro)