≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その225
Bob Dylan – Just like a woman
ボブ・ディランの7枚目のアルバム『ブロンド・オン・ブロンド』に収録された名曲。
このアルバムはナッシュヴィル録音だ。
ディランの初期のアルバムを順番に聴いていくと、このアルバムで彼のサウンドがひとつの完成を見た感じがする。
初期のディランがやっていたことはなにもかも史上初みたいなところがあったので、どのアルバムも実験中のような未完成の粗っぽさこそが魅力だと思うけど、この曲のように完璧に美しく過不足の無いサウンドもまた素敵だ。
もともとメロディメーカーとしての才能にあふれたディランの楽曲がそれにふさわしいアレンジで輝きを放っている。
1966年にこのサウンドもまた、ロックシーンの最先端だったに違いない。
ディランの曲の中でもわたしがもっとも好きな曲のひとつだ。
いや、普通でごめんなさい。
この曲は複数のライヴ盤にも収録されていて聴きごたえのあるものが多い。
『ローリング・サンダー・レヴュー』のシャウトしまくるバージョンもカッコいいが、中でもわたしは『偉大なる復活』の弾き語りバージョンがとても好きだ。
Bob Dylan – Just Like a Woman (Official Audio)