ザ・ローリング・ストーンズ一覧

なにがなんでも最先端でありたいミックと、頑固に俺流を貫くキースの激しい攻防戦【ストーンズの60年を聴き倒す】#62

『ブリッジス・トゥ・バビロン』(1997) “Bridges to Babylon” (1997)
 The Rolling Stones 前作『ブードゥー・ラウンジ』から3年ぶりとなるスタジオ・アルバム。その制作段階では、なにがなんでも「最先端」でありたいミックと、頑固に俺流のスタイルを貫こう...

アンプラグド・ブームに乗っかってみた。ただしMTV抜きで【ストーンズの60年を聴き倒す】#61

『ストリップド』(1995) “Stripped” (1995) 
The Rolling Stones 90年代前半に流行したMTVのアンプラグドというシリーズは、人気アーティストたちが自らの代表曲やカバー・ソングを、椅子に座り、客席も近い親密な雰囲気の中で、アコースティック・アレンジで披露す...

ストーンズのカバー原曲を全発掘!【vol.5】Find Original The Rolling Stones Cover Songs

初期のザ・ローリング・ストーンズは、米国のブルース・R&Bのカバーを中心としていたが、70年代に入るとオリジナル曲の充実もあって、カバーの割合は減少していった。 しかし近年になってリリースされた、往年の名盤のデラックス・エディションなどに収録された数々の未発表トラックにはカバー曲も多く...

ストーンズのカバー原曲を全発掘!【vol.4】Find Original The Rolling Stones Cover Songs

初期のザ・ローリング・ストーンズは、米国のブルース・R&Bのカバーを中心としていた。英国の白人が米国の黒人音楽を演奏するということは当時としては画期的な試みであり、それがすなわちブリティッシュ・ロック誕生の原点となったのだ。 ストーンズがカバーしたその原曲を聴いてみるという、ロック史の...

電子ドラムを派手に打ち鳴らした、機械仕掛けの凶暴で血生臭い問題作【ストーンズの60年を聴き倒す】#53

『アンダーカヴァー』(1983) “Undercover”(1983) The Rolling Stones わたしがまだストーンズを本格的に聴き始める前に、初めてリアル・タイムで聴いたアルバムだ。最新流行の洋楽アルバムとして。 1980年代前半のポップ・ソングは、当時まだ新鮮な響きとしてリスナ...

あの時やこの時の残り物を引っ張り出してきて取り急ぎ作ったにしては大ヒットしたアルバム【ストーンズの60年を聴き倒す】#50

  『刺青の男』(1981) “Tattoo You” (1981) The Rolling Stones ツアーのスケジュールも決まっていたので、それまでにアルバムを出す必要があったが、ミックとキースの仲がどうにもよろしくないため曲が出来ず、仕方なく、過去にお蔵入りになっていた曲を探し出してきて...

キースは終身刑を免れ、アルバムはキャリア最高の売り上げを記録する【ストーンズの60年を聴き倒す】#46

『女たち』(1978) “Some Girls” (1978) 
The Rolling Stones 1977年2月にトロントのクラブ、エル・モカンボでシークレット・ライヴを行うためにカナダ入りしたキースは、いつものようにしこたま打ち込んでホテルで泥のように眠っていた。 そこへカナダの騎馬警察...