レディオヘッド【名曲ベストテン】RADIOHEAD Best 10 Songs
「す、す、凄げぇ…」 彼らの3rdアルバム『OKコンピューター』を聴いたときにわたしはそう呻いて悶絶した。 ロックの突然変異的な進化を目の当たりにしたような気分だった。 まるで人類がいきなりH・R・ギーガーのエイリアンみたいな姿に変貌したかようなショックを受けた。 異形で、狂...
「す、す、凄げぇ…」 彼らの3rdアルバム『OKコンピューター』を聴いたときにわたしはそう呻いて悶絶した。 ロックの突然変異的な進化を目の当たりにしたような気分だった。 まるで人類がいきなりH・R・ギーガーのエイリアンみたいな姿に変貌したかようなショックを受けた。 異形で、狂...
最近、ユニクロとのコラボTシャツも発売された、英マンチェスター出身のグラフィックデザイナー、ピーター・サヴィル。 わたしもユニクロの店頭で見つけて、ジョイ・ディヴィジョンのジャケのデザインTシャツを即買いしてしまいました。 1978年にマンチェスターに創立されたファクトリー・レコードの専属デザイ...
米マサチューセッツ州ボストンで、ヴォーカルのスティーヴン・タイラーとギターのジョー・ペリーを中心に結成されたエアロスミスは、1973年にデビューした。 ヤードバーズやレッド・ツェッペリンやなどのイギリスのブリティッシュ・ビート~ハード・ロックのスタイルと、アメリカのルーツ・ミュージック...
ティーンエイジ・ファンクラブ(以下TFC)は、1990年に同郷の先輩、パステルズのレーベルからインディ・デビューした、スコットランドのグラスゴー出身のバンドだ。 91年に2nd『バンドワゴネスク』でメジャー・デビューすると、当時の英米同時多発ロック革命の一躍中心に躍り出てブレイ...
ダイナソーJr.の登場は衝撃的だった。1980年代末のことである。 疾走感あふれるビートに眠たそうなヴォーカル、ポップなメロディと雷鳴のような轟音ギター、殺伐とした音響にポジティヴなアティテュードというあり得ない組み合わせが、パンク以来の刺激でド直球のロックンロールを誕生させた...
米ジョージア州で結成されたR.E.M.は、1981年にデビューした。 80年代のバンドにしては、ポスト・パンク風でもニューウェイヴ風でもなく、ノイジーなアンダーグラウンド・ロックでもない。 まるで60年代のバーズやボブ・ディランのような、アメリカン・ロックの原点に立ち還っ...
ロックがデジタル・ビートにシンセサイザー、そしてMTVによって、わたしの苦手ななんだか明るくて調子の良いやべえヤツに変質してしまった1980年代が終わる頃に、わたしはソニック・ユースと出会った。 わたしは当時、リアル・タイムの80年代ロックに興味を惹かれず、60~70年代のクラシック・...
1982年にシングル「エヴリバディ」でデビューし、遂に還暦を過ぎた現在もポップス界の女王として君臨するマドンナは、バッハやモーツァルトの時代から数えても、史上最も成功し、有名になった女性音楽家に間違いないだろう。 女性の強さと弱さ、美しさと下品さを併せ持ち、名前の通り聖母のような優しさ...
現在ブレイク中の若手漫才師ぺこぱの松陰寺太勇を見るたびにロバート・スミスを思い出してしまって、最近はキュアーを聴き返すことが増えた。 初期のダークでメランコリックな作風だけでなく、ポジティヴな楽曲や、バラエティに富んだアレンジも楽しく、聴き飽きない奥の深さにあらためて惚れ直したりしてい...
簡単な仕事も務まらず、ニューヨーク・ドールズのファンクラブの会報を作りながら引きこもりのニート生活を送っていたモリッシーと、ギタリストのジョニー・マーが出会って結成されたザ・スミスは、1983年にデビューした。 70年代のパンク・ムーヴメントが終焉した後、英国ロックシーンは先鋭的で虚無...
米オハイオ州出身のクリッシー・ハインドは、「理由はないけど、なんとなくそこに住み続けることが我慢できなくて」イギリスに渡り、音楽雑誌《NME》の記事を書いたり、マルコム・マクラレンのブティック《SEX》で働き、セックス・ピストルズのメンバーと知り合う。 そして自身もプリテンダーズを結成し、...
どんなバンドかと訊かれると簡単に説明できなくて困るのがブロンディだ。 ニューヨーク・パンクの一派と共にCBGBなど地元のクラブなどに出演していたブロンディは、1976年にデビューする。 しかし彼らの音楽性はパンクとは言い難いし、デビュー時、ヴォーカルのデボラ・ハリーはすでに31歳...
リトル・リチャードが昨日、9日に天国に旅立った。87歳だった。 死因は骨がんとの報道も一部あるようだけれど、遺族は明らかにしていない。 きっと今頃、天国の門でスタンディング・オベイションで迎えられていることだろう。 そして、チャック・ベリーとエルヴィスの間に、彼専用の金ピカの玉座が用意され...
ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター、ビリー・ジョエルは1971年にデビューした。 2ndアルバム『ピアノ・マン』が全米27位のヒットで出世作となり、5枚目のアルバム『ストレンジャー』で世界的ブレイクを果たした。 タイトル曲の「ストレンジャー」は日本でも洋楽としては異例なほ...
ジョニー・サンダースは、1973年、21歳でニューヨーク・ドールズのギタリストとしてデビューし、38歳でドラッグのオーバードーズで世を去った。 豪快かつクールな唯一無比のギターを弾き、才能あるソングライターであり、『L.A.M.F.』というロック史に残る名盤を生み、セックス・ピストルズ...
70年代前半のイギリスのグラム・ロック・ムーヴメントの立役者の1組として、T.レックスは絶大な人気を誇った。 60年代末頃から、ロックは成熟の域に達し、プログレやハード・ロックの登場で、さらに芸術性の追求や高度な演奏技術による複雑化や難解の域へと変遷していったが、新たな世代の少年少女た...
イギー・ポップ率いるザ・ストゥージズは米ミシガン州デトロイトで結成し、1969年にヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルのプロデュースでレコード・デビューした。 バンド名の「Stooges」は、「バカたち」という意味だ。 1930~40年代に人気を博したアメリカのコメ...
ABBAは1972年にレコード・デビューした、スウェーデン出身の2組の夫婦によるグループだ。 女性のアグネッタとフリーダ(アンニ=フリッド)がメイン・ヴォーカルで、男性のビョルンとベニーが曲作りを担当、4人の頭文字を取ってABBAとなった。 彼らは70年代後半のディスコ・ブームに乗っ...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#100 The Rolling Stones – Tell Me 1stアルバム『ザ・ローリング・ストーンズ』の収録曲の中で唯一のオリジナル曲であり、ジャガー&リチャーズが初めて書いた曲でもある。アメリカでシングル・カットされて...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#99 The Rolling Stones – Mannish Boy ストーンズのライヴ・アルバムにはよく、彼らのルーツを再確認できるようなカバー曲が入っていて、ファンにとってはそれが楽しみだったりもする。 77年のライヴ・アルバム...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#98 The Rolling Stones – Going to a Go-Go 1982年発表のライヴ・アルバム『スティル・ライフ』からの先行シングルとして発売され、全米26位、全英25位のヒットとなった。 60年代のモータウン・レ...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#97 The Rolling Stones – I Got the Blues 71年の名盤『スティッキー・フィンガーズ』収録曲。 まあなにしろこのアルバムは名曲揃いだ。しかも革新的だった。 ミック・ジャガーは1995年のインタビュ...
【ヒゲのテーマの原曲】 Teddy Pendergrass - Do Me また日本から、神様がひとりいなくなってしまった。 わたしは小学生の頃からこの神様に、腹がよじれ、あごがはずれそうになるほど笑わされた。 そのうちわたしの家庭では彼とそのグループが出ている番組を見ることを禁...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#96 The Rolling Stones – Lady Jane ストーンズの4枚目のアルバム『アフターマス』収録曲。シングル「マザーズ・リトル・ヘルパー」のB面にも収録された。 イントロの、金属の弦を引っ掻いてるような響きは、北ア...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#95 The Rolling Stones – Biggest Mistake 『ア・ビガー・バン』からの第3弾シングルとなった曲。 「ひとりで食事をし、ただソファーに座って酒を飲みながらテレビを見る。そして友人と電話をするだけで...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#94 The Rolling Stones – Rock and a Hard Place 『スティール・ホイールズ』からの2ndシングル。 90年のストーンズ初来日公演を観た人には思い出の曲でもあるだろう。 当時はインディーズ系のロ...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#93 The Rolling Stones – Harlem Shuffle ミックがこっそりCBSとソロ・アルバムを作る契約を結び、ストーンズよりもそっちに夢中になっていることにキースが激怒し、2人の仲が史上最も険悪な時代に無理やり作...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#92 The Rolling Stones – Coming Down Again 『山羊の頭のスープ』収録曲。キースが書いた曲で、このアルバムで唯一、キースがリード・ヴォーカルをとっている。 邦題の「夢からさめて」というのは、「クス...
米サウスカロライナ州の森の中に住む極貧家庭に生まれ、叔母が営む酒兼売春宿で育ち、15歳で盗みを働いて懲役に服していたジェームス・ブラウンは、後に相棒となるゴスペル・シンガー、ボビー・バードに音楽の才能を認められて刑務所から救い出され、バンドを組むことになる。 バンドは、ジェームス・ブラ...
ザ・ローリング・ストーンズ 【100グレイテスト・ソングス】#91 The Rolling Stones – Rip This Joint 『メイン・ストリートのならず者』収録曲。 ストーンズでいちばん速い曲といったら、たぶんこれだろう。 襟首からムカデが入って絶叫しながら七転八倒しているかの...