スマッシング・パンプキンズ/1979 (1995)【’90s Rock Masterpiece】
【90年代ロックの名曲】 Smashing Pumpkins 1979 (1995) 「1979」は、スマッシング・パンプキンズの3rdアルバム『メロンコリー、そして終りのない悲しみ』からの2枚目のシングルとして1996年1月にリリースされた。 アルバムは2枚組28曲入りの大作だが、彼らにとって...
メジャーからマイナーまで、ロックが地上最強だった時代の名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。(2024年9月『ロックの快楽』より改題)
【90年代ロックの名曲】 Smashing Pumpkins 1979 (1995) 「1979」は、スマッシング・パンプキンズの3rdアルバム『メロンコリー、そして終りのない悲しみ』からの2枚目のシングルとして1996年1月にリリースされた。 アルバムは2枚組28曲入りの大作だが、彼らにとって...
【90年代ロックの名曲】 Smashing Pumpkins Today (1993) 2ndアルバム『サイアミーズ・ドリーム』からのシングルで、米オルタナ・チャート4位のヒットとなった、ミディアム・テンポの感動的な名曲だ。 スマパンの曲で1番好きなのは? と訊かれたら、わたしはこの曲を挙げる...
【90年代ロックの名曲】 R.E.M. Man on the Moon (1992) R.E.M.の最高傑作『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』からのシングルで、全米30位のヒットとなった、彼らの代表曲のひとつだ。 アンディ・カウフマンという実在の破天荒な芸人について歌っている。 アンディ...
Teenage Fanclub The Concept (1991) いわゆる〈パワー・ポップ〉というジャンルにカテゴライズされるバンドたちというのは、好きな人にはその共通点や定義がはっきりわかるのに、嫌いな人にはさっぱり伝わらないのではないかと思う。 ポップな歌メロとノイジーでラウドなサウン...
Red Hot Chili Peppers Under The Bridge (1991) 1991年の大ブレイク作『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』からのシングルで、全米2位となる、彼らにとって初めての世界的ヒットとなった名曲だ。 それまでのレッチリをそれほど好きでもなかったわたしも、...
Mudhoney Suck You Dry (1992) 80年代の終わりに、70年代のガレージ・ロックやハード・ロックへの愛が強すぎる、時代遅れの田舎のロック野郎たちが、ワシントン州シアトルのインディ・レーベル《サブ・ポップ》から続々とデビューした。マッドハニー、パール・ジャム、サウンドガーデン...
Smashing Pumpkins Siva (1991) スマパンはインディ・レーベルからシングルを2枚出した後、1991年8月にこのシングル「シヴァ」でメジャー・デビューした。わたしは彼らを待っていた。 というのもおかしいが、当時はそんな気分だったのだ。 毎月音楽雑誌3誌をむさぼり読み、イン...
Dinosaur Jr. Whatever's Cool With Me (1991) 1991年は楽しかったなあ。 前年のソニック・ユースに続いて、地下世界から地上世界へとメジャー・デビューしたダイナソーJR.のアルバム『グリーン・マインド』を聴いてわたしは狂喜した。 80年代風の電子サ...
Sonic Youth Kool Thing (1990) ヴォーカルのみ女子であとは男子というロックバンドはいくらでもいるけど、ギターのみ女子とか、ドラムのみ女子というバンドは滅多にいない。でもベースのみ女子というバンドはときどきある。トーキング・ヘッズやピクシーズ、スマッシング・パンプキンズ、...
Ride Like a Daydream (1990) 1990年にデビューした英国のバンド、ライドが1990年4月にリリースした4曲入りのEP『Play』に収録された曲。彼らの代表曲だ。 あまり中身の無い、ほぼ勢いだけの曲ではある。 しかし当時のわれわれは、この閃光のように目映い輝きと、一瞬で...
Nick Cave & The Bad Seeds The Weeping Song (1990) ニック・ケイヴの初期の、暗くて前衛的でおどろおどろしい音楽性から、当時のロッキング・オン誌上では「暗黒大王」などとイジられ、同誌のインタビューで「音楽から狂気を感じる」などと言われてブチ切れ...
The Jesus & Mary Chain Head On (1989) 英スコットランド出身のジムとウィリアムのリード兄弟を中心としたバンド、ザ・ジーザス&メリー・チェインは1984年にデビューした。 デビュー・シングルは「アップサイド・ダウン」という、フィードバックノイズの...
Nirvana All Apologies (1993) あの日の記憶はいまだに残っている。 1994年4月10日のことだ。 当時、江戸時代の長屋みたいなボロアパートに住み、近くの映画館で働いていたわたしは、遅番の勤務のため昼頃にのろのろと起き出して仕事に行く用意をしていると、TVのニュースが...
Nirvana Lithium (1991) 『ネヴァーマインド』からの3rdシングル。これまた大好きな曲だ。 この曲には、カッコ良さだけではない、カッコ悪さとユーモアとせつなさと心強さを感じる。 ヴァースのメロディなんて、昭和歌謡みたいだ。たとえば甲斐バンドみたいな。 ああ、きっと甲斐よしひ...
Nirvana Come As You Are (1991) ニルヴァーナの代表曲と言えば「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」にちがいないし、あの一発でロックシーンがブッ飛ばされた感が当時もたしかにあった。 でもあれは従来のパンク・ロックやハード・ロックにまだ近い曲だった。本当に彼らの新し...
Nirvana Smells Like Teen Spirit (1991) 1991年は楽しかったなあ。 ソニック・ユースが『GOO』でメジャーデビューの扉を開いてから、さらにピクシーズやダイナソーJrやマッドハニーやスマッシング・パンプキンズなどが続々と地下の世界から地上へとのたくり出てきた...
ニルヴァーナは、オリジナリティ溢れる楽曲を多く残したが、彼らがカバーした楽曲についてもその独特の選曲が注目を集めた。 特にヴァセリンズやミート・パペッツといったバンドは、一般的にはまったく無名の存在だったが、カート・コバーンが深くリスペクトしていること、そして彼のあの独特なソングライティングの...
【90年代ロックの快楽】 Meat Puppets - We Don't Exist 前年にニルヴァーナと『MTVアンプラグド』で共演して一躍注目を浴びたミート・パペッツは、その追い風の勢いのままに、1994年4月に発売された8thアルバム『トゥー・ハイ・トゥー・ダイ(Too High to Di...