【70年代レゲエの名曲】
Bob Marley & The Wailers
“No Woman, No Cry” (1974)
Bob Marley & The Wailers
“No Woman, No Cry” (1974)
ボブ・マーリィの曲では最も有名な曲だろう。レゲエバラードの名曲だ。
初めて聴いたのはもう大昔のことだけど、この曲を聴いて感動したから、ボブ・マーリィを聴くようになったのだったと思う。
この曲のオリジナルは1974年の超名盤『ナッティ・ドレッド』に収録されている。
そして翌75年にそのアルバムのプロモーションのため、ボブ・マーリーとウェイラーズはロンドンで2日間の公演を行った。
そのときこの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」で自然発生的に会場で大合唱が起こったことに感動したアイランドレコードのクリス・ブラックウェルが急遽翌日の公演を録音し、ライヴ盤として発売することを決めたのだった。
結果的にこの熱気が凄い、強烈なライヴ盤『ライヴ!』がボブ・マーリィの世界的知名度を一気に上げることになった。
その感動的な「ノー・ウーマン、ノー・クライ」のライヴ・バージョンはシングルカットもされ、イギリスで22位まで上がるヒットになった。
わたしはウーマンではないけれど、この曲にはずいぶん慰められた。
なにをやってもうまくいかないときは、知らぬ間に口ずさんでしまう。
↓ 1974年発表『ナッティ・ドレッド』収録のオリジナル版。
↓ 1975年発表『ライヴ!』からシングル・カットされたバージョン。
(Goro)