エアロスミス/ホワット・イット・テイクス (1989)

Aerosmith – What It Takes | Releases | Discogs

【80年代ロックの快楽】
Aerosmith
What It Takes (1989)

奇跡の復活を遂げたエアロスミスは、1989年のアルバム『パンプ(PUMP)』で新たなスタイルの完成を極めた。

まるでハリウッド映画みたいなキャッチーでドラマチックな楽曲に、ハード・ロック・バンドとしての技術と気概のような重心の低いメタリックなサウンドを着せ、圧倒的にパワフルな仕上がりとなった。もはや「ハード・ロック」などという言葉が古臭くて、死語になったのもこの頃だ。明らかにこれは別物だ。

この曲はアルバムからの3枚目のシングルとなり、全米9位の大ヒットとなった。

この曲もまたポップなメロディを持ち、これまた新境地と言えるカントリー・テイストのアレンジが施されている。エアロ流のカントリー・ロックと言えるかもしれない、パワー・バラードの名曲だ。

PVはカントリー系の酒場で歌う趣向だが、ステージと観客の間に金網があるのは、映画『ブルース・ブラザーズ』で観たやつだ。

あれってほんとにあるんだな。

やっぱりビンとか投げるんだろうなあ。ギャグかと思ってた。

Aerosmith – What It Takes

(Goro)