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『デビルズ・ファイヤー』(2003 米)
“Warming by the Devil’s Fire”
“Warming by the Devil’s Fire”
監督:チャールズ・バーネット
出演:ナサニエル・リーJr、トミー・レドモンド・ヒックス
マーティン・スコセッシ製作総指揮『ザ・ブルース・ムーヴィー・プロジェクト』の1本。
ミシシッピ州出身であるチャールズ・バーネット監督の少年時代を再現ドラマのように描いた作品だ。
ブルースを「悪魔の音楽」と見なす厳格な家庭で育った黒人の少年が、その反動もあってか、寝ても醒めてもブルースを聴くようになり、ブルースの歴史を執筆することにのめり込む。
やがて思春期になると女好きのチョイ悪な叔父に会い、ブルースや黒人の歴史、女性や人生の裏側について教わるという話だ。
1920~40年代のブルースマン、ブルースウーマンたちの映像がふんだんに盛り込まれているのはいいのだけれど、このシリーズの他の作品で見た映像とカブっていたりもする。
ブルースを炎に見立て、「悪魔の炎で暖を取る」という意味の原題なんかはとてもいいのだけれど。
WARMING BY THE DEVILS FIRE SON HOUSE
(Goro)