
Oasis
Don’t Look Back In Anger (1995)
この曲もまた、90年代を代表するロック・アンセムとして永遠に聴き継がれていく…かどうか、未来のことはわからないけれども、リアルタイムで胸を貫かれたわれわれにとってはあの時代のシンボルのように輝き続ける名曲だ。
この曲をオアシスの最高傑作に挙げる人も多い。イギリスでは「第二の国歌」と言う人たちもいるぐらいだ。
わたしはこの曲を聴くと、いろんなことを思い出して、泣けてきたり、腹が立ったり、恥ずかしくて死にそうになったりする。青春時代の忘れたいのに忘れられない思い出が蘇る。
でもこの歌は、「過ぎたことにいつまでも腹を立てたり後悔したりするのではなく、それを受け入れて前を向こう」と歌っているのだ。なんとなく、ノエルにたしなめられている気分だ。
しかしそういえば、当時のわたしはもう29歳だったのだ。すでに青春時代とは言えないぐらいの年齢になっていたけれども、わたしはちょっと人より長く青春という難病を患っていたのだ。
この曲もあの名盤『モーニング・グローリー』からシングル・カットされ、全英1位の大ヒットとなった。
オアシスはギャラガー兄弟の弟リアムがヴォーカルで、兄ちゃんのノエルがギターとソングライティングを担当しているが、この曲は弟リアムのヴォーカルではなく、兄ノエルが歌っている。
当時、ノエルが「この曲か『ワンダーウォール』のどちらかを俺が歌いたい」と言い出し、リアムが「ワンダーウォール」を選んだため、こっちをノエルが歌うことになったという。
でも弟よりやや高くてソフトな声の兄ちゃんのほうがたしかにこの曲はしっくりくる気がする。
それにしてもこんな名曲なのに、MVは全然しっくりこないし、感動もしないな。
(Goro)