
【70年代ロックの名曲】
Billy Joel
Just the Way You Are (1977)
Billy Joel
Just the Way You Are (1977)
ビリー・ジョエルにとって初めての大ヒット曲。全米3位まで上がった、初期の代表曲だ。
この曲は当時の妻のエリザベスに捧げた曲だそうだ。
このエリザベスはもともと、ビリーの友人でビジネスパートナーでもあるジョンの奥さんだったのだけど、ビリーは関係を持ってしまったのである。
そのゲス不倫がジョンにばれて、ビリーは謝罪の電話を掛けた後で大量の睡眠薬を飲んで自殺を図った。駆けつけたジョンに病院へ運び込んでもらったというから、どこまでも迷惑なやつである。
その後も二度目の自殺を図り、精神科に入院するものの、そこに入院している人々の苦しみの深さに比べれば、自分の問題などたいしたことではないとビリーは思い、克服したのだそうだ。
なんというか、素晴らしい才能をもった音楽家であることは間違いないのだけど、身近にいる人にとってはなかなか手のかかるヤンチャBOSEなのかもしれない。
そして結局ビリーは、エリザベスと結婚した。
この曲は結婚4年目ぐらいの頃に書いた歌だ。
しかしこの曲が大ヒットした5年後に、ふたりは離婚してしまったのである。
人生とは、なかなか思うようにいかないものだ。
(Goro)